「化粧水」と「美容液」、どちらにも似たような保湿や美肌成分が含まれてたりするけど、実際は何が違うんだろう。。。
「どちらか一つでも大丈夫なの?」
「混ぜて使っても良いの?」
普段何気なく両方使っている方でも、ふと疑問に思ったり、実際に何が違うのかと聞かれて正しく答えられない人も多いかと思います。
ここでは「化粧水」と「美容液」の違い、そしてそれぞれの役割、2つの効果的な使い方をわかりやすく説明。
正しく使い分けることで、更に健やかなお肌への近道となるでしょう。
化粧水と美容液はどう違う?
「化粧水」と「美容液」、どちらもお肌に良い成分が入っているものですが、どのような違いがあるのでしょうか。
まず大きな違いとしては、その中に入っている成分があげられます。
「化粧水」は、ほぼ水で作られた水溶性の液体で、テクスチャも軽く肌につけたときもさっぱりとした感じなります。
一方「美容液」は、同じ水溶性の液体ですが、目的に合わせた成分がぎゅっと凝縮されて含まれており、テクスチャはクリーミーなものやとろみのあるものが多く、一か所に集中して塗りやすいものとなっています。
ではそれぞれの役割を詳しく見ていきましょう。
化粧水の役割とは
「化粧水」の大きな役割の一つは、「お肌の調子を整える」ことです。
朝の洗顔・夜のメイク落としや洗顔後、汚れや角質がクリアになった顔全体の肌に対し、化粧水をつけることで元の状態に近づけます。
1.肌の水分を補う
日中に失われた水分や、洗顔後の失われた水分を補います。
保湿成分を含んでいる化粧水は、肌になじみ浸透していくことで潤いを与えます。
2.肌をやわらかくする
お肌に水分を浸透させることで肌もやわらかくし、キメを整えてくれます。
肌をやわらかくし、美容液などの栄養成分を取り込みやすい状態にします。
3.それぞれの肌の悩みに合わせた成分配合
全てではないですが、肌の悩み「乾燥」「日焼けによるシミ・ソバカス」などに有効な成分を含む場合があります。
しかしその含有量は少なく、テクスチャはほとんど変わらず水に近いさらっとしたものがほとんどです。
美容液の役割とは
「美容液」の役割は、目的に応じた成分を肌に与えることです。
「化粧水」よりも肌の奥深く浸透していくことで栄養分を取り込みます。
改善したい部分に、目的に応じた成分で集中してケアします。
1.化粧水よりもさらに凝縮させた保湿成分配合
一般的に化粧水にも保湿成分が配合されていますが、美容液にはさらに凝縮された成分が入っています。
中身の濃い凝縮された液体で、そのテクスチャはとろみのあるものが多いです。
2.美肌のための悩みを解決する成分配合
「美白」「たるみ」「シワ」「(日焼けによる)シミ・ソバカス」など、悩みを改善・予防するための成分が配合されているものがあります。
悩みに合わせてその成分配合の美容液を選ぶことができます。
3.油分が入っていない
一般的に美容液には油分が入っていないため、肌トラブルを起こしにくいのが特徴です。
中には乳液タイプやクリームタイプもありますので、肌に合わせてお選びください。
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美容液の効果的な使い方
「美容液」を正しく使うことによってその効果もアップします。
間違った使い方で無駄にしてしまわないよう、もう一度使い方を確認しましょう。
適量を使うこと
美容液は成分が凝縮されているため、一回一か所に使用する量が少ない場合が多いです。
少なすぎても多すぎでも無駄な使い方になってしまいますので、付属されている説明書をよく読んで適量を使用してください。
人肌に温めると浸透しやすい
常温よりも少し温かい人肌くらいの温度が一番浸透しやすくなります。
指や手に取って肌に塗る前に、体温程度に温まるを待ってから塗る、または塗った後、乾く前にパックのように手で少しの間覆っておくと奥まで浸透しやすくなります。
ボトルごと温めてしまうと残りの液の劣化が早まってしまう可能性がるので気を付けましょう。
成分を閉じ込めることも忘れずに
基本的に美容液は油分が入っていません。
せっかく浸透した成分も、そのままにしておくと乾燥・蒸発してしまいます。
美容液を使用した後は、油分を含む乳液やクリームで肌を覆い、浸透した成分を閉じ込めましょう。
3か月間は継続すること
30代~40代の肌のターンオーバーは約45日間といわれています。
ただこれには個人差があり、人によっては2か月以上の場合もあります。
最低でもターンオーバー以上の期間を使用し続けないと効果が確認できないため、できれば最初は3か月間続けてください。
美容液の種類
美容液には様々な目的に合った種類のものがあります。
自分の肌に必要なもの、改善したい悩みに対するものなどを選ぶことをお勧めします。
ここでは一般的な美容液の種類3つをあげてみます。
1.保湿効果
乾燥肌に欠かせないのが「保湿」です。
化粧水だけでは足りない保湿成分をしっかりと補うためには保湿美容液が最適です。
化粧水より奥深く浸透するのが特徴です。
小じわやくすみも保湿で改善することがありますので、基本のスキンケアとして使用しましょう。
2.美白効果
日焼けによるシミ・ソバカスを抑えるための美白成分が入った美容液です。
美白美容液の主な効果は2つ
メラニンの生成を抑えてシミを予防する
できてしまったシミやそばかすを目立たなくする
*パッケージに「医薬部外品(薬用)」と記載されているもののみ、国が認めた美白有効成分が配合されています。
美白美容液にも肌質を選べるものがありますので、乾燥肌用などの自分の肌質にあったものを使用することをお勧めします。
3.エイジングケア
年齢を重ねると気になってくるシミ・シワ・たるみ・くすみなど。
肌のキメも荒くなりがちで、毛穴が目立つなどの症状が現れてきます。
残念ながら「全てを解決して一瞬で若々しい肌に戻る!」というようなものではないですが、
目立つ悩みを目立たなくしたり、今以上に悪化しないための対策は取ることができます。
今より5歳くらい若く見られる肌にしたい。
これから出るであろうシミ・シワを今のうちからケアして予防しておきたい。
たるみを改善して化粧のノリをよくしたい。
そんな女性にはエイジングケアの美容液は強い味方になります。
まとめ
化粧水と美容液、それぞれの役割があり、正しく使うことによって更に効果を発揮することができます。
もう何年も同じ基礎化粧品を使っているという方は、年齢を重ねるごとに変化していく肌質を再チェックし、今までと違う目的のスキンケアも試してみてください。